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ラコリーナ日誌

足元を彩る野草

Text : 鈴木結葉(キャンディーファーム)

  • #ラコリーナ
  • #キャンディーファーム(農藝)

ラコリーナ近江八幡の中心では稲穂がふくらみ、実りの季節へと向かっています。
その一方、まだまだ草木は青々と茂り、緑豊かに包まれています。
キャンディーファームではラコリーナを緑で彩る、野に咲く草花いわゆる"野草"を大切にしています。

"野草"とは、ここではヨモギやスミレ、タンポポなど身近な草花全般のことを言います。
"雑草"という方がよく聞くかもしれません。生活の中では、遠ざけられることの多い草花です。
同じ草花ですが、私たちは親しみを込めて"野草"と呼んでいます。

ラコリーナでは、この野草を増やす取り組みをしています。

なぜ野草を増やすのか。ただ種類を増やすことだけが目的ではありません。
野草が増えることで、その葉を食べたり、蜜を求めたり、すみかとして利用したりする様々な生きものが集まります。
野草は、「自然に学ぶ」がテーマのラコリーナにとって、新たな生きものとの出会いや、つながりが生まれていく大きな鍵となっています。

身近な野草を大切にする、私たちの取り組みについてご紹介します。

取り組み① 野草の調査

ラコリーナには、田んぼの畔や棚田の土手のような日向、小川付近の湿った場所や木々に囲われた日陰、様々な環境があります。
それぞれの環境下でどこに、どんな野草が、いつ頃姿を見せるのかなどを調査しています。
ひとつひとつ記録していくことで、ラコリーナにどのような野草が息づいているのか。
また、どんな生きものがラコリーナで暮らしているのか知るきっかけになります。

取り組み② 野草の種取り

ラコリーナの敷地内で野草の種採りも行っています。
調査結果を踏まえ、種を採りたい野草は草刈りをせずに残し、種が熟したタイミングで採り、乾燥させます。
種採りのタイミングは、種類や場所、天候によって異なります。
ベストなタイミングを狙うためにも、野草の調査が重要になってきます。

取り組み③ 野草の植栽

昔懐かしい風景に戻すため、集めた種はそのままラコリーナの敷地にまいたり、苗まで育てて植栽したり、景観づくりに活用しています。

取り組み④ ワークショップ

お客様にも野草の魅力を伝えるため、ラコリーナの棚田でワークショップを開催しています。

里山宝さがしと題し、棚田にある野草を一緒に探し、見つけた野草の魅力を知っていただくワークショップです。
何気なく目にしている足元の野草ですが注目してみると、たくさんの種類の野草、小さな発見、多様な生きものの存在に気付かされます。

ワークショップの最後は、棚田で見た野草や季節の野草を寄せ植えしていただきます。

思い思いの土手を表現していただき、ご自宅でも野草の移り変わりを楽しんでいただければと思います。
寄せ植えした野草を求め、懐かしい蝶々などの虫たちがあなたのお庭にもやって来るかもしれません。

今年のワークショップ開催は、9月20日(日)・21日(祝)が最終となります。
現在ご予約受付中です。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

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